2012年07月

2012年07月31日

珍明解現代なごや言葉あれこれ〜よ

【よど】                         よだれ

「よど」は涎(よだれ)の事です。
したがって、赤ちゃんがつける「よだれかけ」のことは「よどかけ」と呼びます。

「よどかけどこいった?」
『よだれかけはどこにありますか?』

「あんましうまそうな肉だでよどが出てきてまったがや」
『あんまり美味しそうな肉だから、よだれが出てきちゃった』

「よど」の発音はどちらかと言うと「ど」にアクセントがくると思いますが、あまり強くなく平板な感じを想像して頂けば近いと思います。淀君やよど号の「よど」の発音とも少し違い語尾が若干下がる感じです。
名古屋でも若い人達はもう使わない単語であると思います。
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2012年07月30日

珍明解現代なごや言葉あれこれ〜よ

【よばれる】                  ご馳走になる
【よんで】                      ご馳走して下さい  下さい

もともとは「およばれ」から派生したものではないかと思っています。
「およばれ」の「お」を取ってカジュアルにした感じとでも言えば分かりやすいでしょうか。
かたや「よんで」は「よばれる」の反対語?として使われます。ただ「よばれる」には食事等をご馳走になると言う使い方にほぼ限定されるのに対して、「よんで」には「頂戴・下さい」と言った食事以外の物にも使われる事があるのが特徴です。


「タナカんちで夕飯よばれて来たでお礼言っといてな」
『タナカの家で夕食をご馳走になってきたのでお礼を言っておいてね』

「ウマそうな晩飯だなぁ、わしにもよんでまえんかね」
『美味しそうな夕食ですね、私にもご馳走してもらえませんか』

「おやじさん、タバコ1本よんだってちょう」
『おやじさん、タバコを1本くれませんか』

「よばれる」は「呼ばれる」とよく似た発音だし間違えやすいうえに、なごや弁には「よばる(呼ぶ)」と言う言葉が別にあるので余計にややこしいです。
「よばれる」は最近でも比較的よく聞きますが、「よんでちょう」はあまり聞かなくなったように思います。

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2012年07月29日

珍明解現代なごや言葉あれこれ〜ら

【らしもにゃあ】             だらしがない まとまりがない 無秩序
【らしもない】

「らしもない」と「らしもにゃあ」は同義です。
話し言葉の中では大抵の場合「らしもにゃあ」で出てきます。
最近あまり聞かなくなった言葉の一つですね。

「らしもにゃあ事言っとらんと真面目に働け」
『訳の分からない事言ってないで真面目に働きなさい』

「らしもにゃあ格好ばっかしとったらかんぞ」
『だらしない格好ばかりしていてはいけませんよ』

「ホントらしもにゃあ部屋だなぁ」
『本当に散らかった部屋ですね』

最近ではめっきり聞かなくなった「らしもにゃあ」ですが、言葉の中に微妙なニュアンスがあって私は好きです。
しかしその微妙なニュアンスが家族であってもあまり理解されないので結局使われなくなってしまったのかもしれません。


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2012年07月28日

珍明解現代なごや言葉あれこれ〜り

【りょおる】                    さばく(魚や鳥、動物などの肉を解体する)
【りょぉる】

「りょぉる」と「りょおる」は同じです。発音的には「りょぉる」の方がネイティブに近くなる気がします。
良く料理(りょうり)と勘違いされますが、基本的には「魚をりょぉる」(魚をさばく)と言った使い方がされます。
調理することを「りょおる」とは私の知る限りにおいては言わないと思います。

「コチがよ〜さん釣れたでりょぉって分けたますでちょっとまっとりゃあ」
『コチが沢山釣れたので捌いて分けてあげるから少し待っていなさい』

「キジ撃って来たでりょぉったってまえんかね。身はもぉやーこでええで」
『キジを撃ってきたので捌いてもらえませんか?肉は半分ずつでいいですから』

昔はうさぎやニワトリ位は自宅で飼って育てて捌いて食べる事も多かったです。
実際私の祖父はニワトリを捌いて肉屋に売る仕事をしていましたし、うさぎは毛皮にしたりもしてました。
そうそう、ちょっと乱暴な使い方としては「てめぇりょおったろか!」などと脅し文句として使ったりもしたようです。

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2012年07月27日

珍明解現代なごや言葉あれこれ〜わ

【わからすか】              わかるわけがない
【わっかれせん】          わかりません

「わからすか」は単語と言うより「〜らすか」と言う語尾が特徴で、「おらすか」「あらすか」「はいらすか」のように物事を強めに否定する場合の語尾として用いられる場合が多いと思います。
同時に「〜すか」と言う語尾も存在し、「ちょうでゃあすか」「ちょうすか」の様に使われています。
「わっかれせん(わっからせん)」も同じく「〜れせん(〜らせん)」と言う語尾で、「おれせん」「ござらっせん」「枯れえせん」のように否定的に用いられます。

「イチローがなんでヤンキースに行ったかなんてそんなもん本人にきかなわからすか」
『イチローがなぜヤンキースに行ったかなど、そんな事は本人に聞かなければわかるわけがない』

「なんでイジメが起こるか?わっかれせんわそんな事」
『何故イジメが起こるのか?わかりませんよそんな事』

なごや弁の語尾については、これからもなごや言葉として扱って少しづつ折々に説明して行こうと思っています。
「だがね」は主に女性が、「だがや」は主に男性が好んで用いますが最近では境界も曖昧になって来ているような気がします。
最近は「わからすか」を普通に使っている人を見つける方が大変かも知れません。



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